記念事業について

記念事業実行委員長あいさつ記念事業主旨
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記念事業実行委員長あいさつ

 加藤清正公は肥後熊本藩の藩主として、1588年肥後に入国され、逝去するまでの23年間、荒れた肥後の地を武力ではなく慈悲の心で治め、土木・治水・開拓等に精力を注ぎ、天下の名城熊本城を築城されました。また、清正公は臣下の礼を尽くし、仁義礼智信を守り、国を太平の世に守り続けた人でもあります。そのような清正公の生き様を物語るのが「後の世の為に、後の人の為に」という遺言(いごん)であり、「せいしょこ(清正公)さん」と現在も親しまれる所以であります。清正公死後(享年50歳)は、子である忠広公が21年間、熊本城城主となった後、配流された山形県庄内藩14万石三代藩主・酒井忠勝預かりとなり、肥後加藤家は44年で終焉となりましたが、清正公の子あま姫は、その孫である八代将軍徳川吉宗と続いていきます。

 そして、清正公については、「熊本」の名付け親であり、築城した熊本城がある熊本県以外にも、出羽三山を臨む山形県鶴岡市に「清正公・忠広公遺跡顕彰会」があり、加藤忠広公・その母正応院の両公を今も尚、手厚く顕彰されています。私はこの顕彰会を平成18年5月に訪れ、地元熊本以上に両公に対する熱い思い、また熊本を愛する情熱を感じました。このような清正公の末裔・その母を顕彰し続けた方々と熊本との交流も重ねることができました。また、私自身も妻とともに平成18年6月に清正公の孫光正公の眠る飛騨高山のお墓に参り、多くの地方を訪問させて頂き、清正公の偉業や歴史に触れることができました。

 また、韓国との交流も忘れてはなりません。文禄・慶長の役の400年を迎えようとする一昨年、その激戦の地であり、清正公蔚山篭城の地である韓国蔚山広域市(110万都市)との交流を図り、蔚山広域市出資のもと、韓国国内で最も栄誉あるゴールデンディスク賞を数度受賞する韓国トップボーカルグループsg WANNA BE+を招き、熊本城内竹の丸特設ステージで日韓コンサートを行うことができました。その会場で韓国蔚山広域市長・熊本市長・柳明桓駐日大使(現韓国外相)が400年の時を経て堅い握手を交わしました。会場では、これまでの長年の願いが通じたとの思いで、涙を流さずにはいられませんでした。

 しかし、これらの韓国、蔚山広域市との交流は順風満帆ではなく、平成18年蔚山広域市を訪問し、築城400年の際の交流をお願いしたところ、はじめは歴史的にも熊本と交流することはできないと受け入れて頂けませんでした。しかし、蔚山MBC金在哲社長と会談し、蔚山市と熊本市をつないで欲しいとお願いし、「熊本には蔚山という町や市電停留所があること」「清正公が眠る本妙寺宝物館にて韓国を日本の攻撃から救ったと讃えられている韓国の英雄李舜臣将軍の書が残されていること」「清正公が仰ぐ本妙寺初代住職日真上人と松雲大師(韓国)が朝鮮出兵の際、4通にわたり交わした平和への願いが記されている手紙が本妙寺宝物館に保管されていること、松雲大師(韓国)が清正公とも話合いを3度にわたり行ったこと」を伝え、様々な方面で韓国との交流のお願いを根気強く続けて参りました。
 そして、金氏を通じてその想いが伝わり、翌年平成19年2月22日に蔚山広域市長が熊本市の蔚山町を訪問することとなり、清正公の眠る本妙寺に参り、熊本をご案内致しました。その後、一新小学校で地元獅子舞・小学生の歓迎会が行われ、その後熊本県の経済界等有志によって歓迎昼食会を開き、交流を行いました。
 蔚山広域市長は、「日本と韓国との間には様々な歴史的な背景や事情がある。しかし、それを貴重な縁だと考えてもっと友好な関係を結んでいかなければならない」とインタビューで語って下さいました。そしてその翌年に再び蔚山広域市長一行が熊本市を訪れ、前年にお約束した上記コンサートの実現に至りました。
このように、蔚山と熊本市は400年間の宿怨を拭い、手を取り合って和解と友情を誓いました。この様子は韓国朝鮮日報でも掲載され、両国でテレビ放映されました。
 そして、私自身も僭越ながら日本で初めてとなる蔚山広域市よる感謝碑を頂き、このような歴史的な場面に立ち会えて身にあまる光栄な気持ちでいっぱいです。また、韓国を代表する蔚山MBC金社長、マルハン会長、アシアナ航空社長のご出身でもある韓国三千浦小学校より十数名の小学生が私の家にホームスティに迎えるなど私も公私ともに韓国と深い交流が出来て非常に濃い数年間を過ごさせて頂きました。

 このような文化、スポーツを通じて日韓国際交流を広げる中、清正公生誕没後を記念する節目の年である平成22年、23年を迎えるにあたり、現在の平成21年をプレとして、加藤清正公の人となり・偉業を讃えるとともに再確認して頂き、熊本を興すべく加藤清正公生誕450年・没後400年記念事業実行委員会を発足致しました。この記念事業は3ヵ年に及ぶ活動事業を計画しており、従来の活動も継続するとともに、2年後の九州新幹線全線開通に向け、くしくも蔚山市も同じ時期に韓国新幹線KTXが開通となり、日本だけでなく両新幹線を利用した日韓の九州の軸がKTX・九州新幹線平和への旅これこそが日韓交流になるものと確信し、九州・熊本を興すとともに、韓国との国際交流をはじめさまざまな活動を予定しております。
 そして、子供たちにももっとふるさとの清正公のことを知ってもらおうと、平成21年2月9日、ゆるきゃら「清正くん」も誕生致しました。「清正くん」も多くのイベント等に登場し、子供たちとのふれあいを深めて行きたいと思っています。

 多くの県民の皆様をはじめ、全国の方々にご理解を賜り、実り多き熊本の観光振興ともなりますように今後も一層努力をして参ります。

 最後に、今後も日韓交流そして平和を願いながら加藤清正公生誕450年・没後400年記念事業、そして「清正公の大河ドラマ」実現に邁進して参りますので、ご協力ご支援ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

加藤清正生誕450年・没後400年記念事業実行委員長   荒木 章博

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